エアライン — 2024年1月3日 09:07 JST

JAL、3月末までの予約は手数料なし変更・払い戻し

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 日本航空(JAL/JL、9201)は1月3日、羽田空港で2日に起きた海上保安庁機と札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)が衝突炎上した事故を受け、搭乗日が3月31日までのJALグループ便を予約した人に対し、手数料なしで変更や払い戻しを実施すると発表した。

3月末までの予約は手数料なしで変更・払い戻しを実施するJAL=23年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 手続き期間は1月31日まで。国際線は1月2日までに発券された航空券が対象となり、4月20日搭乗分までの代替便への変更を1回無料で受け付ける。

 2日のJL516便は新千歳空港を午後4時15分(定刻午後3時50分)に出発し、午後5時47分に羽田のC滑走路(RWY34R)へ着陸。直後に海保機と衝突し、機体が炎上した。乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人が搭乗していたが、全員が3カ所の出口から緊急脱出した。

 乗客1人が打撲、体調不良により病院で診察を受けた乗客が13人。パイロットに聞き取りしたところ、管制官からの着陸許可を得て復唱後、羽田のC滑走路に進入し、着陸操作を実施したという。

 3日は事故の影響で、JALと全日本空輸(ANA/NH)の大手2社で国内線98便の欠航が決定。約1万8710人に影響が及ぶ見込み。国際線はANAの1便が欠航となった。

関連リンク
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日本航空

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