ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は1月1日、一部のパイロットと客室乗務員がストライキを予定していた影響で、2日の成田-札幌(新千歳)線のうち1往復2便が欠航すると発表した。影響者数は2便合わせて約300人となる。
欠航するのは成田を午前8時10分に出発予定だったGK105便と、札幌午前10時30分発のGK104便の計2便。労働組合側は当初、2日もストを実施する予定だったことから、いったんは国内線8便の欠航が決まり、予約した利用者に連絡を始めていた。
その後、1日午後に石川県能登地方で震度7の揺れを観測する「令和6年能登半島地震」が発生。組合側が会社に対し、ストを「全面的に中止する」と連絡したことから、欠航が決まっていた便を運航できるよう調整し、GK105/104便を除く6便は便名のみ変更して運航することが決まった。
ストを実施していたのは、同社のパイロットと客室乗務員のうち、一部が所属する労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA、木本薫子執行委員長)」の組合員。昨年8月以降、一部の未払い残業代の支払いについて会社と組合が交渉を進めてきたが時間外労働の算出方法や、組合が提供を要求している会議室の広さなどで合意に至らず、12月22日から1月7日までの予定でストを実施していた。
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