12月22日にパイロット4人がストライキを実施したジェットスター・ジャパン(JJP/GK)によると、代わりのパイロットを手配できたため22日は運航への影響を回避できたが、今後も注意深く状況を監視していくという。
ストを実施しているのは、同社のパイロットと客室乗務員のうち、一部が所属する労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA)」に所属する機長3人と副操縦士1人のパイロット計4人で、22日に勤務予定だった。
8月以降、一部の未払い残業代の支払いについて会社と組合が交渉を進めてきたが合意に至らず、組合側がストを12月1日から2024年1月7日の間に実施する可能性があると、11月29日に通告してきたという。
同社によると、該当する残業代については、今年7月分の給与から対象者への支払いを開始し、以前の分については手作業で計算するため時間がかかるとして、1月から支払いを開始すると組合側に伝え、組合が求めている事務所も8月末までに会議室を提供するという。
同社の年末年始の予約数は、12月28日から1月3日までの7日間で国際線が前年同期比4.22倍の6670人、国内線が14.6%増の10万8828人。予約率は国際線が1.0ポイント上昇し74.1%、国内線が8.9ポイント上昇し78.8%となっている。
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ジェットスター・ジャパン
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