イージージェット(EZY/U2)は現地時間12月19日、エアバスA320neoファミリー157機の追加発注と100機分の購入権を確定したと発表した。A320neoが56機とA321neoが101機で、2029年度から2034年度に引き渡される。また、発注済みの35機のA320neoをA321neoに大型化することも契約に含まれている。
今回の追加発注により、A319の更新プログラムを完了。A320ceo(従来型A320)の約半数を入れ替えることで、運航コストの削減を進める。
11月末時点の受領待ちは2機種158機で、このうち35機分のA320neoをA321neoに変更した。変更後の内訳はA320neoが90機、A321neoが68機となり、2029年までの受領を予定。追加発注後の注残は315機(A320neo:146機、A321neo:169機)に拡大した。
イージージェットの機材はすべてエアバス機で、4機種保有している。エアバスの受注リストによると、11月末時点でA319ceo(1クラス156席)を96機、A320ceo(同180席または186席)を177機保有。A320neoファミリーは2機種で、A320neo(同186席)は54機、A321neo(同235席)は15機導入済み。
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