ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下でメタバース事業を手掛けるANA NEO(ANAネオ)は12月11日、スマートフォンを使いバーチャル(仮想)空間での旅行や買い物などが楽しめ、マイルが貯まるアプリ「ANA GranWhale(ANAグランホエール)」を発表した。
ANA GranWhaleは、バーチャル旅行空間「V-TRIP」と、ショッピング空間「Skyモール」で構成。利用者はスマートフォンで「ワールドトラベラー」と呼ばれる自分の分身「アバター」を操作し、仮想空間での旅行や買い物を楽しむ。対応OSは、iOSとAndroid。無料アプリで一部にアプリ内課金がある。
V-TRIPでは京都や北海道、沖縄など国内61カ所と海外3カ所の計64カ所を訪れることができ、Skyモールの店舗はアパレルのSHIPS(シップス)、スポーツメーカーのミズノなど、一般企業が出店する10店舗とANAグループによる4店舗の計14店舗がそろった。SHIPSは実在する有楽町店を再現し、ミズノはANAとのコラボ商品を含むゴルフ用品などを扱う。
ANA GranWhaleで「グランチップ」を集めると、ANAのマイルが貯まる「マイルガチャ」を引くことができ、グランチップ交換所では、アプリ内で使用できるさまざまな衣装やアイテムと交換もできる。
ANA NEOによると、バーチャル旅行をきっかけとしたリアルな旅行増加や、越境ECによる特産品販売による地域創生への貢献を目指すという。
関連リンク
ANA GranWhale
・ANA、仮想空間で旅行や買い物 「SKY WHALE」開発、25年度に3000億円目指す(21年5月21日)