ボーイングは、次期多用途ヘリコプターMH-139A「グレーウルフ」の低率初期生産機を2024年から米空軍へ引き渡す計画を進めている。老朽化したUH-1N「ヒューイ」の後継機で、大陸間弾道ミサイル防衛、米国政府関係者や治安部隊の輸送など、さまざまな任務に就く。
MH-139Aは、レオナルドの商用ヘリAW139をベースに開発。ボーイングは、最大80機のMH-139Aと訓練システム、関連する支援機器について、2018年9月に米空軍と契約を締結しており、最初の13機については製造契約が結ばれている。
現在は研究・開発・試験・評価(RDT&E)段階を終え、今年10月には6機目となる最後の試験機が米空軍に引き渡された。
関連リンク
U.S. Air Force
Leonardo
Boeing
ボーイング・ジャパン
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