新潟空港を拠点に就航を目指すトキエア(TOK/BV)は11月28日、1路線目となる新潟-札幌(丘珠)線の就航日に関する見通しを、長谷川政樹社長が29日に説明すると発表した。10月の会見では、整備規程の修正などに注力するとして、明確な就航時期は言及していなかった。
*1月31日就航。記事はこちら。
トキエアは当初、2022年の就航を計画していたが、今年6月30日に延期となり、6月に入ると8月10日に再延期となるなど、スケジュールの見直しが続いている。長谷川社長は10月の会見で「12月に入る可能性もある」と発言したものの、国土交通省から指摘された整備規程の修正などに注力するとし、新たな就航日は保有する2機のATR72-600型機の耐空検査がすべて終了後に発表する意向を示していた。
就航時期が年明けとなった場合、商業運航の完熟が進む前に天候による欠航や遅延への対処をせまられる可能性がある。気象庁によると、丘珠空港がある札幌など北海道の日本海側は、12月から2024年2月までの降雪量が例年より少ない予報となっている。一方、丘珠は太平洋寄りの千歳市にある新千歳空港と比べ、例年雪の影響を受けやすく、札幌市周辺で大雪が降った場合、バスやタクシーなど二次交通が大幅に遅れるといった、自社以外の遅延なども念頭に日々の計画を立てる必要があり、天候によっては就航率低下により、収益を得にくくなる場合がある。
こうした冬の新潟-丘珠線の就航率低下への対応策として、当初は夏までに丘珠線を開設し、冬を迎える前に2路線目となる新潟-仙台線を就航させることで収益を確保する計画だった。
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トキエア
10月の会見で状況説明
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耐空証明更新
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トキエア
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初号機
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