仏ATRは、既存機の内装を豪華にし座席数を減らしたハイエンド向け「ATRハイライン（ATR HighLine）」の売り込み強化を図っている。富裕層や各国首脳などを対象にしたもので、現地時間11月13日から17日まで開催されたドバイ航空ショーにも出展した。ATRはハイラインについて、「最大級のビジネスジェット機と同等の客室容積を提供し、CO2（二酸化炭素）排出量を半減する」とアピールする。
ATRハイラインに設定する「マルチセクション」のVIP座席（イメージ、同社提供）
ハイラインはATR72-600と小型のATR42-600のほか、短い滑走路でも離着陸できるSTOL（短距離離着陸）型で開発中の「ATR42-600S」の3機種に設定。顧客の要望に応じ、「マルチクラス」