エンブラエルは現地時間11月16日、最新リージョナルジェット機E190-E2とE195-E2がシンガポールの航空当局CAAS(シンガポール民間航空庁)から型式証明(TC)を取得したと発表した。シンガポール航空(SIA/SQ)傘下のLCCであるスクート(TGW/TR)がE190-E2を2024年に就航させる計画を進めている。
E190-E2とE195-E2は、3機種で構成するエンブラエルの次世代リージョナルジェット機「E2」シリーズに属する。メーカー標準座席数は、E190-E2が1クラス106席、2クラス97席で最大114席、最大サイズのE195-E2は1クラス132-146席、3クラス120席となる。E190-E2とE195-E2は、それぞれ2018年と2019年にFAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全庁)、ANAC(ブラジル民間航空国家機関)からTCを取得済み。
CAASからTCを取得したことで、シンガポールの航空会社がE190-E2とE195-E2を商業運航できるようになった。
スクートのE190-E2は座席数が1クラス112席で、片道最長5時間の短中距離路線に投入する計画。同型機をシンガポールで導入するのはスクートが初めてで、リースで9機導入する。
また、エンブラエルはカナダのシミュレーターメーカーCAEとともにE2のフルフライトシミュレーターなどをシンガポールに設置。シミュレーターはシンガポール航空の訓練施設内に設け、年内に運用を始める見通し。
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Civil Aviation Authority of Singapore
スクート
Embraer
スクート
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