FPG傘下オンリーユーエア、ホンダジェット機長を追加募集　24年春からプライベート機事業

　FPG（7148）の100％子会社オンリーユーエア（旧FPGエアサービス）は11月16日、小型ビジネスジェット機「HondaJet（ホンダジェット）」の機長候補者の追加募集を始めた。2024年春をめどに、プライベートジェット事業に参入する計画で、16日に1機目が日本に到着した。

ホンダジェット・エリートII（HACIのウェブサイトから）

　採用予定は若干名で、待遇は月給91万円、想定年収は1100万円程度。勤務時間は午前8時30分から午後5時30分までで、早番は午前6時から午後3時、遅番は午後1時から午後10時となり、これらの範囲内で変更する場合がある。申し込みは同社ウェブサイトから。

　オンリーユーエアは、ホンダジェットの最新型「Elite II（エリートII）」などを就航させる計画で、2機を発注済み。16日に到着した機体はElite Sの認定中古機で、Elite IIの新造機は2024年春ごろに受領する見込み。

　今年10月20日に国土交通省東京航空局（TCAB）へ事業計画の変更の認可申請済みで、すでに機長候補者4人が訓練中。追加募集により、2機体制の構築を進めていくという。

　FPGグループの顧客基盤である個人富裕層が主なターゲットになる。また、プライベート機事業開始後も、現在手掛けている鹿児島県や沖縄県の離島への医療従事者搬送サービスは継続する。

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