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スカイマーク（SKY/BC、9204）の洞駿（ほら・はやお）社長は11月13日、筆頭株主がフジドリームエアラインズ（FDA/JH）などを傘下に持つ鈴与ホールディングス（静岡市）への異動後について、第2位の大株主であるANAホールディングス（ANAHD、9202）との関係は「大きく変わることはない」との見通しを示した。
スカイマークの洞社長＝23年11月13日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
現在の筆頭株主である投資ファンド「インテグラル」の関連ファンドは、市場外の相対取引で鈴与に譲渡することで合意しており、譲渡期日は14日を予定。異動後の大株主の順位で、インテグラルは第5位になる。
洞社長は、ANAHD傘下の全日本空輸（ANA/NH）とは営業上は競争相手だが、整備やグランドハンドリング（地上支援）で協力しているとした上で、筆頭株主異動後も基本的には変わらないとの見通しを示した。また筆頭株主となる鈴与については「独自独立の経営路線を理解し、支援していただけるものと信じている」と述べ、方向性が大きく変わることはないとした。
運輸省（現・国土交通省）出身で航空局長などを歴任した洞社長は、2020年2月13日にスカイマークの社長に就任した。今後の現経営陣の任期満了後、自身の後任が鈴与側からの選出になるかについては「頭にまったくない」と述べるにとどめた。
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