エアバス, エアライン, 機体 — 2023年11月11日 12:05 JST

伊ITAエアウェイズ、A321neo初受領 全機エアバス機

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 エアバスは現地時間11月10日、イタリア国営のITAエアウェイズ(ITY/AZ)にA321neoを独ハンブルクで初納入したと発表した。ITAは経営破綻したアリタリア-イタリア航空に代わる航空会社で、全機をエアバス機に統一している。

ITAエアウェイズのA321neo初号機(エアバス提供)

 初号機(登録記号EI-HXA)の座席数は3クラス165席で、フルフラットのビジネスクラス12席、1列4席のプレミアムエコノミー12席、エコノミー141席。客室仕様はエアバスの新インテリア「エアスペース」で、大型のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)や時差ぼけを軽減する最新LED照明などを取り入れている。個人用画面を各席に設け、オンデマンド・コンテンツを提供する最新世代の機内エンターテインメント(IFE)を採用している。

 2種類から選択できるエンジンは、プラット&ホイットニー(PW)製PW1100G-JMシリーズを選定した。

 ITAはイタリアの経済開発省が100%出資し2020年11月に設立され、2021年10月15日に就航。機材は全機がエアバス機で、A350-900を6機、A330-900を5機、A330-200を7機、A320neoを13機、A320ceoを25機、A319ceoを16機、A220-300を7機、A220-100を1機と今回受領したA321neoを合わせて計81機を保有している。

 アライアンス(航空連合)はスカイチームに加盟しているが、今年7月からはスターアライアンスに加盟するトルコのターキッシュエアラインズ(THY/TK)とコードシェア(共同運航)を実施している。

ITAエアウェイズのA321neo初号機(エアバス提供)

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