エアライン — 2023年10月25日 18:10 JST

スターラックス航空、日本人CA募集 東京・大阪60人、24年4月から訓練

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)は10月25日、日本人客室乗務員の新規募集を開始した。日本路線の拡大と台湾からの訪日客増など需要増加に備えたもので、東京・大阪を拠点とし60人程度の採用を予定する。エントリーは11月15日までで、内定者は2024年4月から台北(桃園)で訓練を受ける。

日本人CAの募集を開始したスターラックス航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 応募できるのは経験者・未経験者とも、国内外の短大・4年制大学を卒業または2024年3月卒業見込みの人。日本国籍以外の人でも応募できるが、日本での就労許可があることが条件となる。このほか成田空港か関西空港へ公共交通機関で90分以内に通勤できることも条件。雇用形態は3年間の有期雇用で、契約期間満了後に本人の希望と勤務成績により更新か正社員への移行を検討する。

 英語の資格証明書を用意し、同社の採用ページから応募する。選考は英語のオンライン面接と対面面接、身体検査。対面面接は12月9日から11日に東京で開催する。内定者は4月から7月までの4カ月間、台北の同社オペレーションセンターでOJT(実地訓練)などを受ける。訓練終了後は、東京・大阪を拠点とし、日台間やそのほかの国際線に乗務する。

 スターラックスはエバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒(チャン・クォウェイ)会長が2018年5月に設立したフルサービス航空会社(FSC)で、2020年1月23日に就航。初の日本路線は同年12月15日就航の関西線で、翌16日の成田線、2022年2月17日の福岡線、同年10月28日に那覇と札幌の2路線を相次いで開設し、今年4月1日には仙台にも就航した。直近では9月1日に熊本へ就航し、現在は日本7路線まで拡大した。12月1日には中部への乗り入れも予定し、8路線に拡大する。

関連リンク
採用ページ
スターラックス航空

スターラックス航空、中部12/1就航 日本8路線に(23年9月7日)
スターラックス航空、成田でファースト設定10/1から 冬ダイヤ増便、1日3往復に(23年9月5日)
スターラックス航空、熊本-台北デイリーに 冬ダイヤから増便(23年9月4日)
スターラックス航空、初の太平洋路線 ロサンゼルス4月就航、A350で週5往復(23年2月14日)
スターラックス航空、仙台4/1就航 初の東北路線(23年2月10日)
台湾スターラックス航空、A330neo成田就航 関空も1月から(22年11月1日)
スターラックス航空、那覇と札幌就航 台北から日本5路線に(22年10月29日)
スターラックス航空、福岡就航 台北から週1往復「貨物で実績重ねたい」(22年2月17日)
台湾スターラックス航空、放水アーチくぐり成田就航 会長自ら操縦(20年12月16日)
台湾スターラックス航空、関空就航 日本初、台北から(20年12月15日)