日本航空(JAL/JL、9201)は10月11日、ボーイング777-200ER型機の定期便運航を11月12日に終了すると発表した。最終便は那覇午後6時発羽田行きJL916便(登録記号JA703J)で、午後8時15分に到着する見通し。退役イベントやチャーター便なども検討中だという。
JALは777-200ERを今年度上期で退役させる計画だったが、11月に延期。国際線から国内線に転用した機材で、フルフラットシートを備えるビジネスクラスは、そのまま「クラスJ」席として販売している。
全11機あったJALの777-200ERのうち、現在運航しているのは3号機(W64仕様、2クラス312席)のみで、ほかの10機は退役済み。初号機(JA701J)が今年5月16日に売却先の米国へ向かった際は、フェリーフライトを活用した本邦初のチャーター便として運航され、世界各地から退役機が集まることから“飛行機の墓場”とも呼ばれる米カリフォルニア州ビクタービルのサザンカリフォルニア・ロジスティックス空港を2回ローパス後にロサンゼルスへ到着した。
3号機は現在、羽田-那覇線と羽田-中部線に投入されており、中部は10月27日が最終日となる予定で、マイル会員向けの見学会が開かれる(関連記事)。
また、今年8月15日に台風7号の影響で伊丹発着便が全便欠航となり、東海道新幹線や高速バスも運休した際には、翌16日の羽田-伊丹線と伊丹-那覇線の臨時便を3号機で運航。2路線とも普段は777-200ERを投入していない路線だった。
11/12最終便の運航スケジュール
JL916 那覇(18:00)→羽田(20:15)
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