日本航空(JAL/JL、9201)と米リージェント(REGENT)は10月6日、リージェントが開発する電動シーグライダーの社会実装に向けて包括連携協定を締結したと発表した。リージェントにはJALが出資しており、2025年の実用化を目指している。
リージェントが開発中のシーグライダーは、翼と水面の間に閉じ込められた空気のクッション「Ground Effect(地面効果)」により、水上数メートル上を飛行する地面効果翼機のひとつ。完全電動によりゼロエミッション(排出ゼロ)の実現を目指している。
リージェントによると、開発中の12人乗りシーグライダー「Viceroy(ヴァイセロイ)」は全電動で、既存の埠頭インフラを活用し、既存のバッテリーで最大180マイル(約290キロ)、次世代バッテリーで最大500マイル(約805キロ)を計画。3つの海上運航方式「浮遊」「フォイル」「飛行」に初めて成功した機体だという。2024年には海上での有人飛行を計画している。
今回の提携は、電動シーグライダーの安全運航に向けた制度や体制の検討、実証飛行に向けたインフラ整備などの検討、認証取得に関する連携や協力を柱とし、JALグループのJALUX(ジャルックス)が販売代理店を担う。
JALは今年1月に、リージェントに対してCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド)の「JALイノベーションファンド」を通じて出資したと発表している。同ファンドは超音速旅客機を開発中の米ブーム・スーパーソニック(Boom Supersonic)などにも出資している。
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REGENT Craft
日本航空
JALとREGENT
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JAL
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