エミレーツ航空(UAE/EK)は9月29日、ドバイ-成田線に総2階建ての超大型機エアバスA380型機の新仕様機を12月20日から投入すると発表した。プレミアムエコノミークラスが新たに設けられ、極東地域ではシンガポールに次ぎ2番目の導入になる。
新仕様機の座席数は4クラス484席で、ファースト14席、ビジネス76席、プレエコ56席、エコノミー338席となる。プレエコはメインデッキ(1階)に2-4-2席配列で設け、シートピッチは最大40インチ(約101.6センチ)、シート幅は19.5インチで、個人用モニターは13.3インチ。リクライニングすると、ゆりかご型のポジションになり、体を十分に伸ばせるという。
ビジネスクラスと同様のウッドパネルを取り入れ、6方向に調節可能なヘッドレスト、カーフレスト、フットレストを備えた。充電用コンセントを使いやすい位置に設け、広いダイニングテーブルやサイドカクテルテーブルを用意している。また、プレエコ用ラバトリー(化粧室)は3カ所設けた。
プレエコを設けた新仕様機は、アラブ首長国連邦の国樹「ガフ」をモチーフとしたデザインを採用。ファーストとビジネスは、従来と同じくアッパーデッキ(2階)に配されている。
成田線の12月20日からの運航スケジュールは、成田行きEK318便がドバイを午前2時55分に出発し、午後5時20分着。ドバイ行きEK319便は午後10時30分に成田を出発して、翌日午前5時30分に到着する。
エミレーツは、A380のプレエコを2020年12月に発表。翌2021年1月4日のドバイ-ロンドン(ヒースロー)線が初投入となった。
運航スケジュール
EK318 ドバイ(02:55)→成田(17:20)
EK319 成田(22:30)→ドバイ(翌日05:30)
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