ボーイングは現地時間9月25日、エア・カナダ(ACA/AC)が787-10型機を18機発注したと発表した。契約には12機のオプション(仮発注)も含まれ、2025年から2027年にかけて確定発注分を受領する計画。エア・カナダは787-8と787-9をすでに導入済みで、787全3機種を導入することになる。
787-10は既存機の置き換えとして導入し、燃費向上や騒音、CO2(二酸化炭素)排出量削減につなげる。エア・カナダによると、初号機の受領は2025年10-12月期を予定しており、新客室内装を採用。最終受領は2027年1-3月期を計画している。
エア・カナダは標準型の787-8を8機、長胴型の787-9を30機の計38機の787を導入済み。787-10は胴体長が787ファミリー最長の超長胴型で、メーカー標準座席数は2クラス336席となっており、航続距離は1万1730キロ(6330海里)となる。
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