日本航空(JAL/JL、9201)は9月25日、残り1機となったボーイング777-200ER型機を見学するイベントを中部空港で開催すると発表した。同空港への飛来最終日となる10月27日に開催し、JALのマイル制度「JALマイレージバンク(JMB)」の会員が先着で参加できる。
*当日の記事はこちら。
当日は午後6時30分に中部空港へ集合し、最終機となった777-200ERの3号機(登録記号JA703J)を投入する羽田発JL209便の着陸を、制限区域のバス車内から見学する。午後8時10分の同便到着後は駐機場の機側で見学。その後機内へ移動し、26席あるビジネスクラス(クラスJ)でパイロットと整備士が航空教室を開き、コックピットを見学する。解散は午後10時ごろを予定する。
参加マイルは1人1万5000マイル。定員は26人で先着順となる。
JALは777-200ERを今年度上期で退役させる計画だったが、退役を延期し11月上旬まで運航している。国際線から国内線に転用した機材で、フルフラットシートを備えるビジネスクラスは、そのまま「クラスJ」席として販売している。
全11機あったJALの777-200ERのうち、現在運航しているのは3号機(W64仕様、2クラス312席)のみで、ほかの10機は退役済み。初号機(JA701J)が今年5月16日に売却先の米国へ向かった際は、フェリーフライトを活用した本邦初のチャーター便として運航され、世界各地から退役機が集まることから“飛行機の墓場”とも呼ばれる米カリフォルニア州ビクタービルのサザンカリフォルニア・ロジスティックス空港を2回ローパス後にロサンゼルスへ到着した。
関連リンク
日本航空
残り1機となったJALボーイング777-200ER(JA703J)中部国際空港定期便飛来最終日に徹底見学会特典(JAL)
中部国際空港 セントレア
セントレア最終飛来
・JAL最後の777-200ER、中部に最終飛来 駐機場から着陸見学(23年10月28日)
台風7号で臨時便投入
・JAL、777-200ER退役11月に延期 台風シーズンに輸送力温存(23年8月25日)
・JAL、777-200ERで伊丹臨時便 フルフラットのクラスJ、台風7号影響で(23年8月16日)
ビクタービルをローパスしてロサンゼルスへ
・JALの777-200ER、初号機が離日 ”飛行機の墓場”をローパス(23年5月17日)
・JALの777-200ER、初号機がビクタービル到着 20年10カ月の歴史に幕(23年5月19日)
動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・【4K】”飛行機の墓場”をJAL 777-200ER初号機JA701Jがローパス【Victorville】
・【4K】強風のモハベ空港に並ぶJAL 777【飛行機の墓場】
下地島チャーター
・JAL、元訓練空港の下地島へ777-200ERチャーター 雨の17エンドからゴーアラウンド(23年5月1日)
石垣最終便搭乗記・JAL 777-200ER フルフラット最長路線
・ソファのように過ごせるクラスJで石垣往復(23年4月30日)
NASAが退役初号機を導入へ
・NASA、元JALの777-200ER導入へ 空飛ぶ実験室DC-8後継(23年1月3日)
写真特集・JALスカイスイート777(777-200ER)
ビジネス編 個室感と隣席との会話両立
プレエコ・エコノミー編 恋人同士や家族連れも使いやすく