IATA(国際航空運送協会)の2023年6月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)が前年同月比28.8%増(19年同月比5.5%減)、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)が31.0%増(5.8%減)となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は1.4ポイント上昇(0.2ポイント減)の84.2%だった。国際線はアジア太平洋で戻りが進んだことにより、コロナ前の7割程度まで回復。国内線はRPK・ASKともにコロナ前を上回った。

23年6月の世界旅客輸送実績(前年比、IATAの資料からAviation Wire作成)
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・国内・国際線合計
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国内・国際線合計

アジア太平洋で回復が続いた6月の国際線(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は