ボーイングは現地時間9月11日、ベトナム航空(HVN/VN)が737-8(737 MAX 8)型機を50機発注したと発表した。米国のジョー・バイデン大統領、アントニー・ブリンケン国務長官、ベトナム政府首脳らが出席する調印式が同日開かれ、米越両国の雇用や経済パートナーシップを強化する。
737-8は737 MAXファミリーの標準型で、航続距離は最大3500海里(6480キロ)。国際線や地域路線に投入する見込み。
現在、ボーイングはハノイにコーポレートオフィスを構え、ハノイとホーチミンにフィールドサービスオフィスを構えており、ベトナムのサプライヤーとの関係も強化する。
ベトナム航空が現在運航しているボーイング機は、787-9が11機と787-10が4機の計15機。競合のエアバスは、A321が45機とA321neoが20機の小型機65機、大型機はA350-900が14機となっており、737 MAXの発注により両社の機材数はほぼ拮抗(きっこう)する形になる。
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