ANAホールディングス(9202)傘下の全日空商事は9月11日、地域・社会とアートをつなぐプロジェクト「ANA ART TRANSIT」を始めると発表した。アーティストやアートプロジェクトを紹介するポータルサイトを12日に開設し、作品を販売する。同プロジェクトは全日空商事グループの社内コンテスト案を事業化したもので、事業化が決定した初の取り組みとなる。
同プロジェクトは「地球上のあらゆる文化を知る、たびがもっと面白くなる」をテーマとし、地域・社会と芸術をつなぎアートを楽しむ人々の増加を狙うことで、文化芸術の社会化・経済化の実現を目指す。芸術に特化したポータルサイト『ANA ART TRANSIT』を開設し、リトグラフ(石版画)作品のほか、複製が困難なデジタルデータ「NFT(非代替性トークン)」も取り扱う。
販売するのは彫刻家・三沢厚彦氏のリトグラフ『クマ』5作品と、画家・山本太郎氏のNFT作品で、旧暦をイメージした『清涼飲料水紋図』12作品。リトグラフはANAの通販サイト「ANAショッピング A-style」で、NFTは「ANA GranWhale NFT MarketPlace」で、それぞれ販売する。
全日空商事は、事業創出や人財育成、社内風土の醸成を目的として、グループ内ビジネスコンテスト「BIP(Business Innovation)」を2021年度から実施している。今回のプロジェクトは同社事業創造室の橋間有里さんの発案で、事業化が決定した初のプロジェクトとなった。
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ANA ART TRANSIT
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