トキエア、佐渡上空の飛行計画　丘珠→新潟訓練で

　新潟空港を拠点に就航を目指すトキエア（TOK/BV）は、9月10日に実施する路線訓練飛行で、佐渡島上空の飛行を計画している。定刻では札幌の丘珠空港を午前11時40分に出発し、午後1時15分以降に佐渡上空を飛行して、新潟空港へ午後1時25分に到着する見通し。

路線訓練飛行で佐渡上空の飛行を計画しているトキエアのATR72-600＝23年4月9日 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

　路線訓練飛行は、定期便就航前に同じ環境で実施する訓練飛行で、今年4月から不定期で実施。9月は新潟－丘珠間で8日から10日まで実施を予定しており、機材は仏ATR製ATR72-600型機を使用する。

　10日は新潟空港を午前9時30分に出発し、丘珠へ午前11時10分着。同40分に丘珠を出発して新潟へ戻る際に、佐渡上空を飛行する。

　トキエアは当初、2022年の就航を計画していたが、今年6月30日に延期となり、6月に入ると8月10日に再延期となった。7月26日の発表では、就航日は8月下旬を目指すとしていたが、すでに9月上旬も終わろうとしている。

　また、8月21日に自社のウェブサイトをリニューアルした際、これまでは「就航予定路線」として1路線目の新潟－札幌（丘珠）線に加えて、仙台、中部、神戸、佐渡の5路線が記されていたが、新潟－丘珠線のみの記載に改められた。

　新潟県は、11億6000万円を2022年度の補正予算でトキエアに融資。県はトキエアに対し、離島の生活路線として佐渡への就航を要望している。

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