成田国際空港会社(NAA)のグループ会社グリーンポート・エージェンシー(GPA)は、空港内で販売するプライベートブランド商品の天然水「空水(くうすい)」をリニューアルした。ペットボトルは100%リサイクルのものに切り替え、ラベルのデザインも一新した。
従来のペットボトルは、植物由来の原料(バイオマス)を30%配合したものを使用していたが、刷新後は100%リサイクル品に切り替えた。キャップにはバイオマスプラスチックを30%配合し、ラベルにはバイオマスインキを使用している。
新たなラベルデザインは雲をシンボルとし、飛行機が交わることで成田空港ブランドの天然水をアピールする。
対象となるのは500ミリリットルのペットボトルで、9月1日から順次、空港内の自動販売機と売店で取り扱う。
空水は成田空港が開港30周年を迎えた2008年5月に発売。岐阜県関市洞戸の天然水を非加熱パックし販売している。今年で発売15周年を迎えた。
NAAは2019年9月から、グループ直営飲食店やラウンジで使用するストローを紙製に切り替えた。また、直営店で使用するショッピングバッグをエコ素材に切り替えるなど、使い捨てプラスチック製品の100%サステナブル化(循環型化)を進めている。
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グリーンポート・エージェンシー
成田国際空港
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