9月4日夜、フィリピンLCCのセブパシフィック航空(CEB/5J)のマニラ発福岡行き5J922便(エアバスA321neo、登録記号RP-C4124)が、福岡空港への着陸が「門限」となる午後10時を過ぎることから、北九州空港へ代替着陸した。国土交通省福岡空港事務所によると、同便には着陸許可を出していたという。乗客125人は入国手続きができなかったため、翌5日未明に北九州を出発しマニラへ戻った。
航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」や「FlightAware(フライトアウェア)」などによると、福岡行き5J922便は定刻から35分遅れの現地時間4日午後3時25分にマニラを出発。同便の福岡着は定刻午後7時35分だったが、北九州空港へダイバート(目的地変更)した。北九州に着陸したのは同日午後8時36分で、予定より1時間20分遅れの同55分に到着した。
同便は北九州着後、福岡行きを断念。マニラからの乗客乗員125人を乗せた同機は北九州で給油後、5日午前0時16分に同空港を出発し、午前2時19分にマニラへ戻った。
福岡空港の運用時間は住宅地が隣接する周辺環境を考慮し、原則として離着陸は午前7時から午後10時まで。今年2月19日に日本航空(JAL/JL、9201)の羽田発福岡行きJL331便(A350-900、JA07XJ)が福岡空港の門限に間に合わないため、羽田空港へ引き返したことから、24時間運用の北九州空港へ代替着陸ができるよう、調整が進められていた。その後、6月11日夜にJL331便(A350-900、JA06XJ)が北九州へ代替着陸した。
運航スケジュール(定刻)
5J922 マニラ(14:50)→福岡(19:35)
5J923 福岡(20:20)→マニラ(23:25)
9/4の運航実績
5J922 マニラ(15:25)→北九州(20:55)
5J923 北九州(翌日00:16)→マニラ(02:19)
関連リンク
CebuPacific
福岡空港
北九州空港
・JAL福岡行きJL331便、北九州空港に代替着陸 「門限」で(23年6月12日)