エアバスは現地時間11月8日、ANAホールディングス(9202)傘下のLCC(低コスト航空会社)であるバニラ・エアに、A320型機の初号機を引き渡したと発表した。同機は燃費を最大4%改善する翼端の「シャークレット」を装備する。
英ダブリンを拠点とするリース会社AWASからANAHDがリース導入した機体で、バニラが運航する。座席数は1クラス構成180席で、エンジンはCFMインターナショナル社製CFM56を採用した。
14日夜に成田空港へ到着する予定で、塗装は伊丹空港に隣接するANAベースメンテナンステクニクスの格納庫で行われる。
バニラは12月20日から那覇と台北(桃園)の2都市へ就航。2014年1月29日から札幌、3月1日からソウル(仁川)と、機材の増機に合わせて拡充する。当初2機で運航を開始し、14年3月末に5機、15年3月末に8機、15年9月末までに10機体制を目指す。
ANAHDはAWASから同機を含む3機のA320をリース導入する。
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