ZIPAIR（ジップエア、TZP/ZG）は8月30日、成田－ホノルル線の冬ダイヤ（10月29日から24年3月30日）の航空券販売を始めた。年末年始は1日1往復（週7往復）で、それ以外の冬ダイヤ期間は週3-4往復運航する。
成田－ホノルル線の冬ダイヤの航空券販売を始めたZIPAIR＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
期初の10月29日から12月17日までは週3往復で火曜、金曜、日曜に運航する。年末年始の繁忙期に当たる12月18日から2024年1月7日までは毎日運航し、翌々日の9日から冬ダイヤ末の3月30日までは火曜、金曜、土曜、日曜の週4往復となる。
運航スケジュールは曜日や期間により異なる。毎日運航する年末年始の場合、月曜から土曜のホノルル行きZG2便は成田を午後7時5分に出発し、午前6時50分着。成田行きZG1便は午前8時50分にホノルルを出発し、翌日午後1時15分に到着する。日曜のホノルル行きZG2便は成田を午後9時35分に出発し、午前9時20分着。成田行きZG1便は午前11時35分にホノルルを出発し、翌日午後4時に到着する。
機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席（ZIP Full-Flat 18席、Standard 272席）となる。
成田発の片道運賃は、フルフラットシートを採用した「ZIP Full-Flat（ジップ・フルフラット）」が6万9000円から、エコノミークラス「Standard」が2万円から、6歳以下の「U6 Standard」が7000円定額。燃油サーチャージの設定はないが、空港の旅客施設使用料（PSFC）などが別途必要になる。
ZIPAIRは国際線のみ8路線運航しており、冬ダイヤの航空券は成田－ホノルルのほかバンコク、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、マニラの各路線で発売済み。残りのソウル（仁川）、シンガポールの2路線は9月上旬の販売開始を予定している。
関連リンク
ZIPAIR [1]
7号機
・ZIPAIR、7号機が早朝の成田到着 初便は8/14ホノルル行き [2]（23年8月10日）
6月にサンフランシスコ、7月にマニラ就航
・ZIPAIR、マニラ就航 成田から1万円台、フルフラットは4万円から [3]（23年7月1日）
・ZIPAIR、サンフランシスコ就航 成田で一番遅い米本土行き [4]（23年6月2日）
初の通期黒字
・ZIPAIR、初の黒字化 23年3月期は純利益22億円 [5]（23年7月12日）
初の新造機・特別塗装機
・初の新造機はウォシュレット増 特集・ZIPAIR 787-8 JA850J [6]（23年4月15日）
ZIPAIR搭乗記・サーチャージなしで経費削減
前編 片道3万円でバンコクへ [7]
後編 バンコクまでネット無料 [8]
番外編 フルフラットシートで片道10万円 [9]
特集・ZIPAIR西田社長に聞く中長距離LCCの勝ちどころ
（1）「この値段だったら」のお客様増える [10]
（2）貨物だけで初便就航「考えたこともなかった」 [11]
（終）「エアラインの常識は世間の非常識」 [12]
機内の動画（YouTube Aviation Wireチャンネル [13]）
・ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも [14]
写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
（1）フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適 [15]
（2）個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席 [16]
（3）LCC初のウォシュレット付きトイレ [17]