全日本空輸(ANA/NH)は8月14日、資生堂(4911)など8社が同日から展開する中国向けの情報プラットフォーム「観美日本(グアンメイリーベン)」に参画し、「日本の美」をテーマに情報発信を始めた。
観美日本は資生堂が開発・運営し、日本政府観光局(JNTO)が後援する中国市場向けの情報プラットフォーム。中国のSNSアプリ「WeChat(微信)」内のミニプログラム内で展開し、中国人の関心が高い旅や食、美容などを「感・顔・食・景・物」の5つのカテゴリーに分け、月1回の頻度で情報を更新する。
中国では海外旅行が制限され、日本の情報に触れる機会も減少したという。中国政府は10日に日本などへの団体旅行を約3年半ぶりに解禁したことから、再び日本への観光や商品、サービス体験などへの興味や関心を高め、インバウンド需要の活性化を図る。
観美日本には資生堂やANAのほか、大丸松坂屋百貨店、髙島屋(8233)、日本航空(JAL/JL、9201)、阪急阪神百貨店、星野リゾート、三越伊勢丹が参画している。
・中国、日本への団体旅行3年半ぶり解禁 78カ国・地域対象(23年8月11日)
・6月の訪日客、3年5カ月ぶり200万人超え コロナ前7割回復(23年7月20日)
・22年訪日客、本格回復に至らず コロナ前の1割、前年比15倍超383万人(23年1月20日)