エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2023年8月10日 09:41 JST

ZIPAIR、7号機が早朝の成田到着 初便は8/14ホノルル行き

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 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)のボーイング787-8型機の7号機(登録記号JA851J)が8月10日早朝、成田空港へ到着した。5号機(JA850J)に続く2機目の新造機で、当初は7月末までに到着する予定だったが、ボーイングの納入遅延により一部便の発着時間に変更が生じている。

成田空港へ進入するZIPAIRの787-8 7号機 JA851J=23年8月10日 PHOTO: Kido OKAMURA/Aviation Wire

 ボーイングは現在、787をサウスカロライナ州ノースチャールストンの「BSC(ボーイング・サウスカロライナ)」のみで製造。7号機もBSCで現地時間8月8日に引き渡された。フェリーフライトの便名はJL8101便で、9日午前3時20分にチャールストン国際空港を離陸して、成田には10日午前6時5分にB滑走路(RWY16L)へ着陸し、同17分に804番スポットへ到着した。

 初便は14日の成田発ホノルル行きZG2便を予定。午後7時15分に出発して午前7時50分に到着する。

ZIPAIR初の新造機となった5号機 JA850Jの「ZIP Full-Flat」。7号機も同じ仕様=23年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は従来と同じ2クラス290席。フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。

 ZIPAIRは、日本航空(JAL/JL、9201)傘下の中長距離国際線LCC(低コスト航空会社)。今年度(23年度)は7機体制で運航する。7機のうち5機はJALが運航していた初期受領機の改修で、新造機である5号機と7号機はボーイングの品質問題で引き渡しが遅れた。JALの中期経営計画の最終年度となる2025年度には、10機体制を計画している。

*写真は5枚。

成田空港に到着したZIPAIRの787-8 7号機 JA851J=23年8月10日 PHOTO: Kido OKAMURA/Aviation Wire

成田空港へ進入するZIPAIRの787-8 7号機 JA851J=23年8月10日 PHOTO: Kido OKAMURA/Aviation Wire

成田空港へ進入するZIPAIRの787-8 7号機 JA851J=23年8月10日 PHOTO: Kido OKAMURA/Aviation Wire

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