ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)のボーイング787-8型機の7号機(登録記号JA851J)が、8月10日朝に成田空港へ到着する見通しだ。5号機(JA850J)に続く2機目の新造機で、当初は7月末までに到着する予定だったが、ボーイングの納入遅延により一部便の発着時間に変更が生じている。
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7号機は、現地時間9日午前3時に米サウスカロライナ州ノースチャールストンをフェリーフライトのJL8101便として出発し、成田には10日午前6時10分に到着を予定している。
初便は14日の成田発ホノルル行きZG2便を予定。午後7時15分に出発して午前7時50分に到着する。
座席数は従来と同じ2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。2社から選べるエンジンは、米GE製GEnx-1Bを選定している。
新造機である5号機と7号機は、7カ所あるラバトリー(化粧室)がすべてウォシュレット付き。従来は前方3カ所のみだったが、ボーイングの仕様変更で統一された。
ZIPAIRは、日本航空(JAL/JL、9201)傘下の中長距離国際線LCC(低コスト航空会社)。今年度(23年度)は7機体制で運航する。7機のうち5機はJALが運航していた初期受領機の改修で、新造機である5号機と7号機はボーイングの品質問題で引き渡しが遅れた。
2020年に就航する前の計画では、初号機(JA822J)と2号機(JA825J)が改修機、3号機と4号機は新造機を予定していたが、この問題で3号機(JA824J)と4号機(JA826J)も改修機となり、5号機が初の新造機となった。JALの中期経営計画の最終年度となる2025年度には、10機体制を計画している。
7号機の納入遅延により、7月27日から8月14日にかけて、3路線で計30便の発着時間が変更になり、最大3時間程度の遅れが発生。成田-ホノルルが7月27日から8月12日までの間に8往復16便、成田-マニラ線は7月31日から8月14日までの間に5往復10便、成田-ロサンゼルスは8月1日と8日の2往復4便に、それぞれ影響が出ている。
現在は成田-バンコク、ソウル(仁川)、ハワイのホノルル、シンガポール、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、マニラの国際線8路線を運航。サンフランシスコ線は6月2日、マニラ線は7月1日に就航した。
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ZIPAIR
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ZIPAIR搭乗記・サーチャージなしで経費削減
前編 片道3万円でバンコクへ
後編 バンコクまでネット無料
番外編 フルフラットシートで片道10万円
機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも
写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ