全日本空輸(ANA/NH)は7月31日、提供している経路検索サービス「空港アクセスナビ」を刷新したと発表した。リニューアル後は名称を「旅 CUBE」に変更しウェブサイトで提供。空港アクセス検索や地上交通を含めた経路検索のほか、スケジュール機能や予約機能も実装する。
「旅 CUBE」では出発地から目的地までの経路検索ができ、バリアフリー地図やナビゲーションも表示する。経路検索は新幹線などの地上交通のほか、ANAの国内線や他社が運航するANA便名のコードシェア(共同運航)便も表示。日本発着の国際線空港アクセス検索にも対応する。
検索した経路はスケジュール機能に保存でき、目的地と滞在時間など旅程を組み替えながら計画できるようにした。会員登録後に利用できるスケジュール機能からは予約画面に進み、ANAの航空券のほか、旅 CUBEと提携する電車・バス・タクシーなど約70社の地上交通を手配できる。
ANAは航空や鉄道、バス、タクシーなどマイカー以外の異なる交通手段を1つの移動手段として捉える概念「MaaS(マース:Mobility as a Service)」の活用を進めている。空港アクセスナビもMaaS活用の一環で、2020年3月にスタート。航空便の運航情報とターミナルや搭乗口、保安検査場などの情報を経路検索に統合したもので、これまでに330万人以上が利用したという。
ANAのMaaS
・ANA、MaaS活用の車いす移動支援 各社連携で一括手配、都内-京阪神間で実証実験(22年1月26日)
・ANAとゼンリンら、車いす利用者向けバリアフリー経路案内サービス(21年9月15日)
・ANAと東京モノレール、マイルがたまるモバイル乗車券(21年5月25日)
・ANA、自社の経路検索サービスでマイル付与 MK空港定額タクシーと提携(21年3月30日)
・ANAとKDDIら、愛媛・南予地域でMaaS実証実験 スマホでフリーパス、鉄道・バスかざして乗車(20年10月15日)
・ANA便の経路検索、地上交通と統合 「空港アクセスナビ」、MaaS活用(20年3月31日)
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