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スターフライヤー（SFJ/7G、9206）が運航する北九州空港発着の深夜早朝便を、博多の天神高速バスターミナル周辺から利用しやすくするため、相乗りタクシー「天神シェアタクシー（天神シャトル）」の実証実験が8月1日から始まる。深夜早朝に北九州空港とバスターミナルを結ぶ「福北リムジンバス」の利用者限定で、天神シャトルはバスの天神発着に合わせて半径約5キロ圏内を運行する。
北九州空港に着陸するスターフライヤーのA320＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
—記事の概要—
・天神の半径5キロ
・福岡行きより羽田出発を最大2時間遅く
天神の半径5キロ
福北リムジンバスは、スターフライヤーが運航する北九州空港の深夜早朝便に合わせて運行しているが、天神の発着も深夜早朝であることから、自宅やホテルとバスターミナル間の移動が課題となっていた。
天神シャトルの実証試験エリア（スターフライヤーとNearMeの資料から）
天神シャトルは、福北リムジンバスの利用者が対象で、運行エリアは天神高速バスターミナルから半径約5キロ圏内となる。運行時間は午前0時45分から午前4時までで、リムジンバスの天神発着時刻に合わせて運行する。料金は1人税込1000円で、専用フォームから問い合わせ後、申し込みサイトから手続きする。
北九州空港利用促進協議会と福岡県による実証実験で、AI（人工知能）を活用した相乗りサービスを提供するNearMe（ニアミー、東京・中央区）が運行システムの開発主体として参画する。
福岡行きより羽田出発を最大2時間遅く
スターフライヤーの羽田－北九州線のうち、午後10時30分以降に北九州へ到着するのは、羽田を午後9時に出発する午後10時40分着の7G91便、羽田午後9時30分発で午後11時10分着の7G93便、羽田午後10時発で午後11時40分着の7G95便で、福北リムジンバスは北九州空港を午後10時50分、午後11時20分、午後11時50分（95便の運航日のみ運行）に出発する。所要時間は約1時間30分で、天神着は翌日午前0時以降になる。
福北リムジンバス（北九州空港利用促進協議会のサイトから）
北九州をもっとも早く出発するスターフライヤーの羽田行きは、午前6時20分発の7G70便。リムジンバスは同便の運航日に合わせて、天神高速バスターミナルを午前4時10分に出発する。
スターフライヤーの羽田－福岡線を利用する場合、福岡行き最終は羽田を午後8時に出発する7G55便で、北九州行きとリムジンバスを併用すると羽田を最大2時間遅く出発できる。福岡発の始発は午前7時発の7G40便で、羽田着は午前8時40分となり、北九州発を使えば50分早い午前7時50分に羽田に到着できる。
北九州線と福北リムジンバスの乗継
羽田→北九州・北九州→天神
7G91 羽田（21:00）→北九州（22:40/22:50）→博多駅前A（翌日00:23）→天神（00:35）
7G93 羽田（21:30）→北九州（23:10/23:20）→博多駅前A（翌日00:53）→天神（01:05）
7G95 羽田（22:00）→北九州（23:40/23:50）→博多駅前A（翌日01:23）→天神（01:35）
＊天神シャトルは天神高速バスターミナルから半径5キロ圏内の目的地へ利用可能。
＊7G95便は運休日あり。
天神→北九州・北九州→羽田
7G70 天神（04:10）→博多駅前A（04:20）→北九州（05:40/06:20）→羽田（07:50）
＊天神シャトルは天神高速バスターミナルまで半径5キロ圏内の出発地から利用可能。
＊7G70便は運休日あり。
羽田－福岡線の最終と始発
7G55 羽田（20:00）→福岡（21:55）
7G40 福岡（07:00）→羽田（08:40）
＊北九州着便は7G55便より羽田を最大2時間遅く出発。
＊北九州発便は7G40便より羽田に50分早く到着。
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