エアバス、A350試験機5機目の最終組立開始

　エアバスは現地時間11月4日、A350 XWBの5機目となる試験機（MSN5）が最終組立に入ったと発表した。現在、仏トゥールーズの最終組立工場で胴体の組立作業が行われている。同機は試験機として製造される最後の機体となり、客室が装備される。初飛行は2014年春を予定。

A350試験5号機の後部胴体＝13年11月 PHOTO: JB.Accariez/master films/Airbus

　MSN5は、客室関連の試験を実施する試験機で、エアバスの社員が乗客として搭乗する初期長距離飛行「Early Long flights」と、空港適合性などの実証試験を行う路線実証飛行「Route Proving flights」も行う。

　現在A350 XWBは、試験機の1機目（MSN1）と2機目（MSN3）の2機で飛行試験を行っており、すでに100回以上、500時間を超える飛行試験を実施している。

　日本では日本航空（JAL、9201）がA350 XWBを最大56機導入予定で、19年に運航開始を予定している。

A350試験5号機の前部胴体＝13年11月 PHOTO: JB.Accariez/master films/Airbus

A350試験5号機の中部胴体＝13年11月 PHOTO: JB.Accariez/master films/Airbus

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