ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は7月12日、和歌山・紀の川市のモモを利用客にプレゼントする「Share Peach Day」を関西空港の第2ターミナルで開催した。就航当初から続く恒例行事で、今年は4年ぶりに訪日客へプレゼントした。
午前9時台に関空へ到着する国際線3便の利用客約540人に配布した。紀の川市とJA紀の里との共同企画で、モモ800個近くを用意し、午前中はソウル(仁川)発MM12便とバンコク発MM92便、上海(浦東)発MM80便の到着客が旬のモモを手に目的地へ向かった。
午後は、台北(桃園)から午後2時35分に到着するMM24便の利用客にもプレゼントする。
イベントには、ピーチの客室乗務員や副操縦士らが参加。このほか、紀の川市をピーアールする「紀の川フルーツ娘」と、紀の川のフルーツを宣伝する6姉妹キャラクター「紀の川ぷるぷる娘」のうち、モモをアピールする「ももぷる」も加わり、訪日客に4年ぶりとなる「夏の味覚」を届けた。
ピーチが到着客にモモをプレゼントする「Share Peach Day」は、同社が就航した2012年にスタートし、今年で12回目を迎えた。2019年まで対面イベントを8回連続で開催したが、新型コロナウイルスの流行後は手渡しを自粛。2022年に対面イベントを復活させた。昨年は国際線の再開前だったこともあり、国内線の到着客にモモをプレゼントした。
モモは6月中旬から8月中旬に食べごろを迎える。JAの担当者によると今年のモモは雨が多かったことから、例年と比べると大ぶりで甘く仕上がったという。
農林水産省によると、2022年のモモの収穫量は全国で11万6900トン。和歌山県産は、このうち7%に相当する8010トンを占め、西日本一の出荷量となっている。県内では、紀の川市を中心とした那賀地区で多く生産され、紀の川市桃山町のモモは「あら川の桃」として知られている。
関連リンク
ピーチ・アビエーション
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これまでのモモ配布イベント
・ピーチ、3年ぶりに和歌山のモモ手渡し 関空到着客に夏の味覚プレゼント(22年7月12日)
・ピーチ、和歌山のモモ“オンライン配布” 夏の恒例イベント、コロナで手渡し自粛(21年7月20日)
・ピーチ、関空で和歌山のモモ配付 到着客に夏の味覚(19年7月8日)
・ピーチ、関空で和歌山のモモ 6回目の配布イベント、600個用意(17年7月6日)
ピーチの国際線
・ピーチ、上海5月再開 関空・羽田国際線出そろう(23年3月31日)
・ピーチ、A321LRで関西-バンコク就航 座席間隔広め、初の中距離国際線(22年12月27日)
・ピーチ、関西-バンコク夏ダイヤから毎日運航 A321LRで初の中距離国際線(22年12月26日)
・ピーチ、那覇-台北2年8カ月ぶり再開 初の地方国際線復活(22年11月17日)