エアライン, 企業 — 2023年7月5日 13:50 JST

JALと住商、訪日客に衣料レンタルサービス 少荷物で来日、環境負荷と利便性実証

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 日本航空(JAL/JL、9201)と住友商事(8053)は7月5日、訪日客を対象とした衣料シェアリングサービスの実証実験を始めた。旅行時の荷物を少なくし、旅客の利便性向上を図るほか、預け入れ荷物の重量変化による環境への負荷低減効果も検証。サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の確立を目指す。

訪日客を対象とした衣料シェアリングサービスの実証実験を住商と始めたJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「Any Wear, Anywhere」と命名した衣料シェアリングサービスで、JAL便を利用する訪日客を対象に提供する。同サービスの予約サイトにアクセスし、季節や用途に合った衣料セットを選択。利用客は少ない手荷物で搭乗し、衣服を日本のホテルで借り受け、返却する。

 今回の実証実験は2024年8月31日までで、住友商事は予約システムの開発と衣類の調達・管理を担う。衣類は日本国内で滞留しているアパレルの余剰在庫や、古着を活用する。JALは手荷物の重量変化を計測し、CO2(二酸化炭素)排出量の削減効果などを検証する。

 渡航先での衣食住のうち、食はレストラン、住はホテルなど現地のものを利用できるが、衣類は自宅から持参することが一般的だ。今回の実証実験では、訪日客に「衣」の選択肢も提供することで、サステナブルな選択をしたいと考える旅行者へのニーズにも応えていく。

関連リンク
Any Wear, Anywhere
日本航空
住友商事

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