官公庁, 機体 — 2023年6月29日 12:48 JST

防衛省、F-35エンジン整備拠点の運用開始 IHI瑞穂工場内

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 防衛省は6月29日、ステルス戦闘機F-35「ライトニングII」のエンジン整備拠点「リージョナル・デポ」の態勢構築が完了し、運用開始が決まったと発表した。30日以降、整備が開始される予定だという。

パリ航空ショーで飛行展示を披露する米空軍のF-35A=23年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 リージョナル・デポは、IHI(7013)の瑞穂工場(東京・西多摩郡)内にあり、アジア太平洋地域でのF-35のエンジン整備を担う。エンジンの分解・検査などが必要な定期整備や改修、臨時の整備点検などを実施する見通し。

 米国政府は、アジア太平洋地域のリージョナル・デポを日本と豪州に設けることを2014年12月に決定した。防衛省は、今回のリージョナル・デポ運用開始について、「我が国のF-35運用支援態勢の確保、国内の防衛産業基盤の維持、日米同盟の強化、アジア太平洋地域における装備協力の深化などの観点から意義あるもの」としている。

 F-35は、高いステルス性能や高度な火器管制能力を持つ第5世代戦闘機で、通常離着陸型のF-35A、短距離離陸・垂直着陸型のF-35B、艦載型のF-35Cの3種類がある。日本では航空自衛隊がF-35AとF-35Bを採用している。

パリ航空ショーで飛行展示を披露する米空軍のF-35A=23年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

パリ航空ショーで飛行展示を披露する米空軍のF-35A=23年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

パリ航空ショーで飛行展示を披露する米空軍のF-35A=23年6月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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