豪ヴァージン、羽田－ケアンズ就航　ANAとコードシェア

　ヴァージン・オーストラリア（VOZ/VA）は現地時間6月28日、ケアンズ－羽田線を週7往復（1日1往復）で開設した。ケアンズ発の初便VA77便（ボーイング737-700型機、登録記号VH-VBZ）は羽田に午後8時ごろ到着する見通しで、折り返しの羽田発初便VA78便は午後9時45分の出発を予定している。全日本空輸（ANA/NH）とコードシェア（共同運航）を実施し、ANAも便名「NH」を付与して販売する。

ケアンズ－羽田線を開設したヴァージン・オーストラリア（同社提供）

　運航スケジュールは、羽田行きVA77便がケアンズを午後1時15分に出発し、午後8時着。ケアンズ行きVA78便は午後9時45分に羽田を出発し、翌日午前6時15分に到着する。初便は737-700で運航しているが、数週間以内に当局の許可を得て737-8（737 MAX 8）を就航させる見通し。737-8の座席数は2クラス176席で、2-2配列のビジネスクラスは8席、3-3配列のエコノミークラスは168席となる。

　機内食は、ビジネスとエコノミーともに、和食をテーマにしたメニューを用意するという。

　就航を記念し、エコノミークラスを往復8万790円から販売するセールを7月4日まで実施する。

運航スケジュール（23年6月28日から）
VA77 ケアンズ（13:15）→羽田（20:00）
VA78 羽田（21:45）→ケアンズ（翌日06:15）

関連リンク
Virgin Australia

2月から航空券販売
・豪ヴァージン、羽田－ケアンズ航空券発売　737MAXで6/28就航（23年2月28日）

経営再建から羽田就航まで
・豪ヴァージンの羽田就航、どうこぎ着けたか　特集・経営再建後の戦略（22年12月15日）

23年6月就航
・豪ヴァージン、羽田－ケアンズ23年6月就航へ　新導入737MAX8で1日1往復（22年12月14日）

カンタスの羽田－ブリスベン線
・カンタス航空、羽田－ブリスベン就航　カンガルー”2頭”並ぶ（22年12月1日）

豪ヴァージンの破たん
・豪ヴァージン、737に機材統一　日本就航頓挫も（20年8月6日）
・豪ヴァージン、事実上の経営破綻　運航は継続（20年4月21日）

破たん後の機材計画
・豪ヴァージン、737-800追加導入へ　経営破綻で機種統一（21年8月30日）
・豪ヴァージン、737MAX標準型キャンセル　長胴型のみ導入、23年中ごろに初号機（20年12月9日）
・豪ヴァージン、737に機材統一　日本就航頓挫も（20年8月6日）

ANAとのコードシェア
・ANAと豪ヴァージン、コードシェア　国際線は春以降（20年1月17日）

20年夏の羽田増枠
・カンタス航空、羽田－メルボルン20年3月就航　成田便運休（19年12月16日）
・豪ヴァージン、羽田発着は夜　20年3月就航、ブリスベンで豪国内乗り継ぎ（19年12月5日）
・羽田の豪州路線、2社に1枠ずつ配分へ　カンタス航空と豪ヴァージン、20年夏ダイヤ（19年10月23日）
・羽田の豪州路線、2社3路線申請　10月末までに決定へ（19年9月30日）
・羽田国際線、ANA13.5枠で決定　JALは11.5枠、昼間帯新規7地域（19年9月2日）