エアライン — 2023年6月19日 23:18 JST

スカイマークの整備士、福岡でアルコール検査失念 遅延4便最大2時間、700人影響

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 スカイマーク(SKY/BC、9204)は6月19日、法定アルコール検査を失念した整備士が業務を開始する事案が福岡空港で発生したと発表した。代替の整備士が業務を再度実施したため、4便に最大2時間以上の遅延が発生し、約700人に影響が出た。同社では昨年12月に男性整備士(当時)がアルコール検査で不正を働き、懲戒解雇となる事案が発生している。

福岡空港で整備士がアルコール検査を失念する事案が発生したスカイマーク=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 遅延が発生したのは、福岡を午前8時に出発予定だった那覇行きBC503便と、福岡を午前8時55分に出発予定の羽田行きBC4便、那覇を午前10時25分出発予定の羽田行きBC514便、羽田を午前11時45分に出発予定の福岡行きBC11便。このうち那覇発羽田行きBC514便が最大の2時間5分遅れ、羽田発福岡行きBC11便が最少の1時間15分遅れとなった。

 スカイマークは2022年12月25日早朝に、羽田にあるスカイマークのライン整備部に当時所属していた男性整備士が、社内規程で義務付けられているアルコール検査で不正を働き、酒気帯び状態のまま出張先の長崎空港で整備業務に就いた。その後、当該整備士は今年2月2日付で懲戒解雇処分となった。

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