ニデック(旧日本電産、6594)とエンブラエルは6月18日、航空産業向けの電機駆動システムを開発する合弁会社設立で契約を締結したと発表した。次世代の航空移動手段の可能性拡大を目的とし、現地時間19日に開幕する「第54回パリ航空ショー」でeVTOL(電動垂直離着陸機)など「空飛ぶクルマ(Urban Air Mobility、UAM)」市場参入をアピールする。
合弁会社「Nidec Aerospace」は、ニデックの米子会社ニデックモータ(NMC)とエンブラエルの2社で設立。eVTOL向けに電機駆動システムを開発・製造・販売する。ニデックは駆動モータ技術やノウハウ、エンブラエルはモータの状態管理や、周辺機器と連携する制御技術を担う。将来的には、eVTOLを含めた電動航空機への駆動システム提供を見込む。
最初の販売先は、UAM開発を進めているエンブラエル系のEve Air Mobility(イブ・アーバン・エア・モビリティ)で、同社のeVTOLに合弁会社の電機駆動システムを搭載する。
出資比率はNMCが51%、エンブラエルが49%で、本社は米ミズーリ州セントルイスに置き、ブラジルやメキシコにある両社の既存工場を活用して製造を開始する。
関連リンク
ニデック
Nidec Motors
Embraer
Eve Air Mobility
・エンブラエル系イブ、“空飛ぶクルマ”発着場で英社と提携 アジア・米大陸で導入目指す(21年6月22日)
・エンブラエル系“空飛ぶクルマ”、アジアで導入目指す シンガポール社と提携(21年6月15日)
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