エアバスは現地時間10月29日、ジェットブルー航空(JBU)が従来型のA321を15機とA321neoを20機発注したと発表した。また、同社は発注済みの8機のA320と10機のA320neoを、A321とA321neoに変更した。JBUの発注により、A320シリーズの総受注数は1万機に達した。
A320シリーズの開発着手は1984年。現在では燃費を最大4%削減する翼端の「シャークレット」を装備する機体や、燃費効率が優れた新型エンジンを搭載するA320neoなどを受注している。A320neoは2015年10月に初号機が就航する予定で、これまでに約2400機の受注を獲得している。
JBUは、現在エアバスが米アラバマ州モービルで建設している、A320シリーズの最終組立工場で製造された機体の初号機を受領する予定。同工場の建設により、1000人の雇用を生み出すことが期待されている。また、米国などの顧客に近いところでニーズに対応することで、世界的な競争力を強化する戦略の一つ。
同工場での引き渡しは16年に開始され、18年までに年間40機から50機を生産する見込み。