日本航空(JAL/JL、9201)は5月19日、那覇空港に最新の保安検査システム「JAL SMART SECURITY(JALスマートセキュリティ)」を2024年3月をめどに導入すると発表した。ノートパソコンやペットボトルなどの液体物をカバンから取り出さずに保安検査を受けられるもので、検査時間の短縮により混雑緩和を図る。スマートセキュリティ導入は羽田に続き2空港目となる。
導入するのは那覇空港の国内線A保安検査場。手荷物の3次元画像を利用する高度化されたX線CT検査装置と、3人同時に利用できて追い越し可能な「スマートレーン」を組み合わせた。2024年1月から設置工事を順次始める。
レーン数は現在が8レーンで、スマートセキュリティ導入後は5レーン。1つのレーンを3人同時に利用できることから、待ち時間を短縮できる。
JALがスマートセキュリティを初導入したのは、羽田空港の国内線第1ターミナル。2022年1月から8月にかけて、南北計4カ所にある保安検査場の全12レーンに導入した。
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日本航空
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