エアバスは現地時間10月23日、エバー航空(EVA)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA321型機の同社向け初号機を引き渡したと発表した。
EVAが8機受領するA321シャークレットのうち1機目で、6月に加盟した航空連合「スターアライアンス」の塗装が施された。同機はゼネラル・エレクトリック社の航空機リースと金融を扱うGEキャピタル・アビエーション(GECAS)からのリース機。
軽量な複合材で作られたシャークレットは、燃料消費を最大で4%改善するもので長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもの。燃費を改善するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。