成田空港は、対人距離の確保の目安としていた「ディスタンスマーカー」やカウンターの飛沫防止フィルム、消毒液など、空港内で導入していた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防止対策について、順次取りやめる。現在は「2類相当」としているコロナが、5月8日からはインフルエンザ並みの「5類」へ移行するのを受けた措置で、一部は残るものの同日から順次撤去し、コロナ前の“日常”に戻す。
同空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長が、4月27日に明らかにした。田村社長は、飛沫防止フィルムは一部は残すものの順次撤去すると説明。また消毒液は入り口などには残すが、これまでのような「至る所に、ではない」という。
コロナが「5類」へ移行することについて、田村社長は「国際的な問題が正常化するのを歓迎をしたい。さらなる需要の回復につながるものと期待する」と述べ、コロナ前の日常へ向け、利用客の受け入れ態勢を整えていく。
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成田国際空港
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