成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は5月18日に、旅客・貨物ハンドリングや保安検査など、空港内の関連企業33社による合同企業説明会を開催する。2月に続く2回目の説明会で、参加企業は前回から12社増える。年齢・性別・学歴・経験は不問。成田を含む各空港では、需要の回復に伴い人手不足も深刻化しており、人材の確保を急ぐ。
—記事の概要—
・機内清掃や警備なども
・中国復便で「さらなる努力必要」
機内清掃や警備なども
会場は前回同様、幕張メッセ(千葉・美浜区)の国際会議場2階コンベンションホール。午前と午後の2部制で、会場ごとに企業ブースを設け、各企業が参加者に説明する。参加企業は貨物やグランドハンドリング、保安検査に加え、機内清掃や警備、バス、メンテナンスなど、空港の運営に携わる各業種の33社が参加する。
また、通常は立入できないエリアを含む空港見学会も開催し、実際に働く職場環境を見てもらう。定員は200人で、午前の部終了後にバスで空港へ移動し、ツアーに参加する。このほか午前の部受付時に、一般エリアのみを対象とした空港見学ツアーの参加者も募集。先着40人を予定する。空港見学会は企業説明会の参加者を対象としたもので、見学会のみの参加はできない。
中国復便で「さらなる努力必要」
NAAの田村明比古社長は4月27日、懸念される人手不足について、厳しい状況であるとした上で「各現場は人員確保に努力している」と評価。国際線の場合は、時間帯により人が必要な場所が異なることから「動いて対応するように工夫している。現状だとこのレベルで問題ないのではないか」との認識を示す一方、今後見込まれる中国路線の復便後は「さらなる努力が必要だ」と述べ、気を引き締めた。
2回目となる5月の合同企業説明会については、「(中国路線の復便で)人手不足が懸念される。空港として関連企業の採用活動をバックアップしたい」と狙いを説明。合同説明会とした理由については「単体の場合、知名度が必ずしも高くない企業がある。合同開催により空港で仕事している会社なんだ、というイメージ持ってもらいやすい」と述べ、空港に関わる仕事の多面性を示したいとした。
21社が参加した初回の前回は2月5日に開催。就職を希望する477人が集まり、このうち内定に至ったのは10人程度だったという。今後は「参加企業と相談しながら」(田村社長)定期的な開催も視野に入れる。
関連リンク
成田空港関連企業説明会情報(NAA)
成田国際空港
・成田空港、幕張メッセで21社合同説明会 2/6開催、グラハン・保安検査(23年2月5日)
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