全日本空輸(ANA/NH)は4月20日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」のデイリー運航再開を記念し、午後8時ごろから同社のInstagramで成田空港を出発する様子をライブ配信する。
ANAは、A380による定期便を2022年7月1日に再開。成田-ホノルル線はNH184/183便を運航中で、19日まではA380を火曜と金曜、日曜の週3往復に投入し、残りの週4往復をボーイング777-300ER型機で運航していた。20日からは週7往復(1日1往復)全便にA380を投入する。
ANAのA380は成田-ホノルル線の専用機材で、座席数は4クラス520席。ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席で、アッパーデッキ(2階席)にファーストとビジネス、プレミアムエコノミーを設定し、メインデッキ(1階席)はすべてエコノミーとした。エコノミーは後方6列60席に日本の航空会社では初となるカウチシート「ANA COUCHii」を導入している。
20日の成田発ホノルル行きNH184便は、ブルーの初号機(登録記号JA381A)を使用。出発は定刻より40分遅れる見通しで、午後8時50分に54番スポットから出発する見込み。ANAによると、飛行ルート上の空域制限のためだという。
初号機が2019年5月24日、2号機(JA382A)は同年6月18日に就航。全3機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施しており、初号機が青(ANAブルー)、2号機が深緑(エメラルドグリーン)、3号機がオレンジ(サンセットオレンジ)と1機ごとに色が異なる。愛称の「フライングホヌ」は「空飛ぶウミガメ」を意味し、機首の表情も正面を見る初号機、ほほ笑む2号機、まつげを描いた3号機と違う。
A380就航に合わせ、ANAはウミガメをモチーフにしたオリジナルキャラクターのラニ(青)、カイ(グリーン)、ラー(オレンジ)を登場させた。ANAによると、キャラクター名と機体はひも付いておらず、3体の名前は機体の愛称ではない。
関連リンク
ana.japan(Instagram)
全日本空輸
1月に発表
・ANA、A380毎日運航 3年ぶり成田-ホノルル(23年1月31日)
3号機就航は23年度以降に
・【独自】ANAのA380、3号機就航は23年度以降(22年9月28日)
A380
・ANA、A380定期便復活 青い空飛ぶウミガメ、ホノルルへ(22年7月1日)
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・ANA A380再開初便CAに聞く、2年3カ月ぶりホノルル定期便(22年7月4日)
・ANA古川機長「日常を取り戻す希望を込め出発」搭乗記・空飛ぶウミガメA380再開初便(22年7月15日)
写真特集・ANA A380 FLYING HONUの機内
(1)個室ファーストクラスでプライバシー確保
(2)ペアシートもあるビジネスクラス
(3)2階後方にゆったりプレエコ
(4)カウチシートもあるエコノミー
動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
・【4K】機内から見たANA A380再開初便ホノルル着陸【NH184】