日本航空(JAL/JL、9201)は4月1日、東京-シカゴ線就航40周年記念イベントを羽田空港第3ターミナルで開いた。イベントではシカゴ線の歴史を紹介したほか、機長らがジャズをサックスを演奏して40周年に華を添えた。
JALは旅客便の就航から29年前の1954年12月6日に、シカゴ営業所を開設。当初は貨物便のみの運航で、営業所開設から約16年後の1971年1月8日に貨物貸切便が就航し、シカゴへの乗り入れを開始した。当時の機材はダグラスDC-8F型機だった。
シカゴ線旅客便は、貨物便就航から12年後の1983年4月1日に就航。当時は成田空港発シアトル経由便の週3往復で、初便はボーイング747LR(登録記号JA8110)で運航した。3年後の1986年4月2日には直行便に切り替え、成田-シカゴ線を週3往復、成田-シアトル線を週2往復運航した。
その後段階的に増便し、5年後の1991年4月には週5往復だったシカゴ線は、同年7月1日から1日1往復に増便。羽田の国際線発着枠が拡大となった2020年夏ダイヤ初日の3月29日からは、成田発着を羽田に変更した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により減便した期間もあったものの、現在は羽田から1日1往復運航している。
羽田空港で開かれた記念式典で、JALで路線事業本部長を務めるレゲット・ロス常務は「40周年は支えていただいている皆さまのおかげ。日本とシカゴを結ぶ翼として、最高のおもてなしを提供する」と述べ、乗客に謝意を示した。
1日のシカゴ行きJL10便(787-9、JA868J)は、羽田の112番駐機場(スポット)を午前11時51分に出発。乗客は178人(うち幼児2人)で、40周年を記念したロゴ入りのトートバッグをプレゼントした。乗員はパイロット3人、客室乗務員10人が乗務した。
サックスの演奏を披露したのは767に乗務する福地平太機長。福地機長が師事するジャズミュージシャンの三木俊雄さんとのセッションで、『シカゴ』と『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』のジャスのスタンダード2曲を演奏し、シカゴへ向かう乗客の耳を楽しませた。
運航スケジュール
JL10 羽田(11:45)→シカゴ(09:25)運航日:毎日
JL9 シカゴ(12:20)→羽田(翌日15:35)運航日:毎日
関連リンク
日本航空
・JAL、羽田-シカゴ・デリー増便 成田-ジャカルタは1日2往復に=冬ダイヤ(22年9月8日)
・JAL、成田-釜山・高雄運休 シカゴなど開設延期(21年5月7日)
・JAL、羽田国際線新設 シカゴとダラスなど、新型コロナで新規縮小(20年3月29日)
【お知らせ】
4段落目冒頭に運航の歴史を追記しました。(23年4月5日 18:35 JST)
これより先は会員の方のみご覧いただけます。
無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。
会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。
無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。
* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
購読料はこちらをご覧ください。
* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能
* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。