関西空港を運営する関西エアポート(KAP)が発表した2023年夏ダイヤ(3月26日から10月28日)の運航計画によると、国際線の旅客便と貨物便を合わせた総運航便数は9月のピーク時に週869便を見込む。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同期比では45%減で、このうち旅客便は週658便(往復)、貨物便は夏ダイヤとしては過去2番目に多い週211便となる見通し。旅客便は回復傾向にあるものの、本格的な戻りは回復が遅れている中国路線がカギを握りそうだ。
—記事の概要—
・LCC比率50.9%
・東アジアが回復けん引
LCC比率50.9%

中国路線が本格回復のカギを握る関空(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
旅客便の便数は、中国方面の見通しが不透明なことから計画には含まれない。中国方面を除いた旅客便は、3月25日までの2022年冬ダイヤと比べて週