エアライン, 空港 — 2023年3月20日 12:43 JST

JALと俺のフレンチ、奄美の夕陽生中継と地元食材ディナー

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　日本航空（JAL/JL、9201）は3月19日、食材を通じて鹿児島県の奄美群島をPRするディナーイベント「旅するメーカーズディナー」を東京・大手町の「俺のフレンチグランメゾン大手町」で開いた。地元食材を使ったフレンチが用意されたほか、店内の大型スクリーンには奄美の夕陽が生中継で映し出された。

俺のフレンチグランメゾン大手町の大型スクリーンに映し出された奄美大島の夕陽＝23年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

俺のフレンチグランメゾン大手町で開かれた「旅するメーカーズディナー」で提供された宇検村の冷前菜「車海老と青パパイヤ、ズワイ蟹のタルタルカクテル仕立て～新玉ねぎとサワークリームのハーモニー～」＝23年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　メニューは奄美大島5市町村の特産品を使用。宇検村の冷前菜「車海老と青パパイヤ、ズワイ蟹のタルタルカクテル仕立て～新玉ねぎとサワークリームのハーモニー～」、龍郷町の温前菜「ソデイカのムース月桃の香り～ドラゴン・フルーツのデュグレレソース～」、瀬戸内町の魚料理「奄美伊勢海老と赤ウルメのUMAMIブイヤベース」、奄美市の肉料理「あかりん豚のロースト黒糖焼酎の香り～オリジナルマスタードとサツマイモと共に～」、大和村のデザート「タンカンと金柑のアッフォガート」が用意され、同レストランの支配人でソムリエの長谷川純一さんが世界の島をテーマに選んだワインとともに提供された。

　ディナーは午後6時からスタート。店内の大型スクリーンでは、奄美のサンセット（日没）の様子が生中継され、地元のリゾートホテル「ばしゃ山村」の奥圭太社長と無農薬野菜を手掛けるくすだファームの楠田哲代表が、奄美や島野菜の魅力を笑いを織り交ぜながら紹介した。

俺のフレンチグランメゾン大手町で開かれた「旅するメーカーズディナー」で提供された龍郷町の温前菜「ソデイカのムース月桃の香り～ドラゴン・フルーツのデュグレレソース～」＝23年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

大島紬を着たJALふるさとアンバサダーを務める客室乗務員の持木絹代さん（右）と現行制服を着用したJALグローバルアンバサダーのJADEさん＝23年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JAL鹿児島支店奄美営業所の栄正行所長＝23年3月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　旅するメーカーズディナーは2022年11月にJALと「俺のイタリアン」などのレストランを展開する「俺の株式会社」が始めたもので、初回は北海道仁木町と余市町、2回目は徳島県を取り上げ、奄美は3地域目となった。地域の魅力を発信する「ふるさとアンバサダー」の客室乗務員で、奄美に移住している持木絹代さんと、台湾で日本の魅力を紹介している「グローバルアンバサダー」の客室乗務員、台北基地所属のJADE（ジェイド）さんが参加者を出迎えた。持木さんはベージュ系の明るい奄美名産の大島紬を着て、黒系のJALの制服を着用したJADEさんとは対象的な出で立ちだった。

　持木さんは「奄美大島のおいしい食材を多くの方々に知っていただきたい。そして、奄美大島に住む人々の温かさを東京にいながら感じていただきたいです」とあいさつした。奄美大島出身のJAL鹿児島支店奄美営業所の栄正行所長は「島に流れるどこか懐かしい、ゆったりした温かい、人懐っこい空気感も味わっていけたらと思います」と奄美の温かさをPRしていた。

　奄美は2021年7月にユネスコ（国連教育科学文化機関）の世界自然遺産として、奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島の4地域で登録された。これまではコロナの影響で国内外からの旅行需要を取り込めずにいたが、2022年の水際対策緩和以降は、積極的にPRしている。また、JALの羽田－奄美大島線は2022年12月24日に就航30周年、今年1月11日には伊丹－奄美大島線が50周年の節目を迎えている。

＊写真は11枚。
＊奄美特集の記事はこちら。