日本航空(JAL/JL、9201)は3月15日、マイルがたまるプリペイド型のスマートフォン決済サービス「JAL Pay(JALペイ)」を22日から始めると発表した。第1弾として、JALが従来から提供しているキャッシュレス決済サービス「JALグローバルウォレット(JGW:JAL Global WALLET)」のアプリでQRコードとバーコードによる決済に対応し、2023年度内に登場予定の新アプリでも決済サービスを提供する。
22日の時点では、グループ会社のJALUX(ジャルックス)が運営する空港の土産物店「BLUE SKY」や、コンビニなどJCBの「Smart Code(スマートコード)」対応店舗で利用できるようになる。30日からは、JALの機内販売でも利用できる。将来的にはQRコードやバーコードに加え、タッチ決済などにも対応を予定している。
JAL Payの利用額のチャージ方法は、マイルやインターネットバンキング、銀行振込に対応している。
2023年度に登場予定の新アプリは、スマートフォン決済などさまざまな機能を集約したマイル会員用アプリで、決済サービスをJAL Payとして提供。約3000万人いるJALのマイル会員制度「JALマイレージバンク(JMB)」の顧客基盤を生かし、マイルを日常生活で活用できるサービスを用意して非航空事業領域を拡大する。
また、ボーナスマイルをプレゼントするリリースキャンペーンを22日から順次始める。
JALは、住信SBIネット銀行などを傘下に持つSBIホールディングス(SBIH、8473)と、共同持株会社のJAL SBIフィンテックを2017年10月に設立。フィンテック(ファイナンス・テクノロジー=金融テクノロジー)を活用したサービスで提携しており、JALと住信SBIネット銀行は、ポイントをマイルに交換するサービスを2018年6月から始めている。
関連リンク
チャージ方法(JAL Global WALLET)
キャンペーン情報(JAL Global WALLET)
日本航空
・JAL、マイル会員向け銀行「NEOBANK」 住信SBIネット銀行と(20年4月27日)
・JALと住信SBIネット銀行、ポイントからマイル交換(18年6月2日)
・JAL SBIとフィンテック新会社 18年度プリペイドカード参入(17年10月3日)