IHI(7013)とノースロップ・グラマンは3月15日、幕張メッセで同日開幕した防衛・セキュリティ総合展示会「DSEI Japan」で日本の宇宙領域把握(SDA)などのミッションを担う小型・高機動衛星の開発協力のための覚書を締結した。
静止軌道には気象衛星や準天頂衛星、放送・通信衛星など、現在の経済・社会活動に欠かせない衛星が多数運用されており、社会基盤の一部となっている。両社によると、軌道上に挙動不審な衛星も増えているといい、2022年12月に制定された国の「国家安全保障戦略」や「国家防衛戦略」にも持続的な経済活動と安全保障の双方の観点から、宇宙領域把握の体制強化や、宇宙状況監視衛星の必要性が明記されていることから、小型・高機動衛星の共同開発に合意した。
ノースロップ・グラマンは、宇宙空間にある物体の探知・識別・判定を支援する地上設備や衛星などを提供しており、IHIグループのIHIエアロスペースは、ノースロップ・グラマンが製造する人工衛星や宇宙船に対して推進装置を提供している。
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IHI
IHIエアロスペース
Northrop Grumman
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