日本航空(JAL/JL、9201)は3月10日、退役するボーイング777-200ER型機による国際チャーターフライトを5月16日に実施すると発表した。退役機を羽田空港から米国までフェリー(回航)するフライトに乗れるツアーで、パイロットによる実況解説などを予定している。退役機の国際フェリーフライトに乗客を乗せるのは、JALでは初めてだという。
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チャーター便は退役機が米国へ向かう際、羽田発ロサンゼルス行きとして運航。ツアーの日程は4日間または6日間で、3月16日から参加者を募集し、抽選で販売する。帰りは定期便で帰国するため、特別プログラムはない。取り扱いはJALのウェブサイトのみで、ツアーの詳細は今後発表するという(関連記事)。
JALは777-200ERを2023年度上期中に全機退役させる計画。2021年に退役済みの国内線機材777-200を含めると、JALの777-200/-200ERは今年9月までに27年の歴史に幕を下ろす。777-200ERはマクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-11型機の後継機として、2002年から11機導入した。エンジンはGE製GE90-94Bで、東南アジアやハワイなど中距離国際線を中心に投入されていたが、2021年に国際線の運航から離脱し、5機を国内線に転用した。現在は3機を運航している。
関連リンク
ボーイング777-200ER ロサンゼルス行きチャーター便ツアー 4日間・6日間(JAL)
日本航空
ツアー詳細
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